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名古屋大学とAGC、テーマ探索から社会実装までの一気通貫型の 新たな産学連携の取組みを開始          -素材が拓く未来社会を共創-

国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学(総長:松尾清一、以下名古屋大学)とAGC株式会社(本社:東京、社長:島村琢哉、以下AGC)は、探索研究から本格的な社会実装に至るまでを柔軟かつ迅速に起動する新たな産学連携の取組みを開始します。

名古屋大学は、応用研究領域において2014 年に未来社会創造機構(以下機構)を設立し、協調領域を中心に様々な産学連携の取組みを行い、多数の成果を上げてきました。さらに、2018 年に機構内に「オープンイノベーション推進室」を設置し、研究成果の社会実装を目指して活動しています。

一方AGCは、ガラスや化学品、セラミックスなどの素材を起点としたイノベーションを通じて、豊かな社会の実現を目指しています。現在は事業領域のさらなる拡大・成長を目指し、モビリティ、エレクトロニクス、ライフサイエンスを戦略事業と定め、新事業・新商品の創出と基盤技術の強化を継続しています。また研究開発を加速するため、オープンイノベーションを推進しており、様々な大学・機関と連携を強化してきました。

名古屋大学とAGCは、これまで幅広い技術領域での個別共同研究を通じ、優れた研究成果を創出してきました。また、2014 年にスタートした文部科学省のセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムの中では、「AGC産学協同研究部門」を名古屋大学に設置し、医工連携を軸としたライフサイエンス領域で分野横断的な連携を進めています。

今回これまでのライフサイエンス領域に加え、名古屋大学の強みであるモビリティ領域における応用研究や評価技術を活用した新商品開発、また、プラズマ科学や材料研究等の革新的基盤技術領域にまで分野を拡大し、中長期的な連携を強化するため、包括連携協定を締結しました。

包括連携では、AGC産学協同研究部門と機構内のオープンイノベーション推進室が協同し、戦略事業を中心としたAGCのニーズと名古屋大学の基盤技術を融合するため、原理確認や技術検証を目的とした初期の探索研究の起動から本格的共同研究への移行、そして事業化による社会実装までをスピーディーに実現する、より新たな一気通貫の仕組みを構築します。

今後名古屋大学とAGCの連携は、名古屋大学を産学連携の共創の場として、AGCが保有する様々な強みと、他の企業や大学が保有する強みを融合・補完させ、新たなイノベーションや価値創造を目指す、研究プラットフォームとして進化させることを目指します。

オープンイノベーション推進室、AGC産学協同研究部門が入居する

名古屋大学ナショナルイノベーションコンプレックス

(名古屋市千種区 名古屋大学東山キャンパス内)

 

本件に関するお問い合わせ先:

名古屋大学 研究協力部社会連携課

TEL: 052-789-5545 E-mail: k-sangakukan@aip.nagoya-u.ac.jp

オープンイノベーション推進室HP:https://www.oi.mirai.nagoya-u.ac.jp/

AGC株式会社 広報・IR 部

TEL: 03-3218-5603 E-mail: info-pr@agc.com

 

プレスリリース記事: 名古屋大学とAGC、テーマ探索から社会実装までの一気通貫型の新たな産学連携の取組みを開始